Friday, July 15, 2016

(1111) こじんまりした店


初めて日本に来た時から、興味を惹かれた。東銀座、歌舞伎座のはす向かいにあり、周辺のビルはほとんどが近代的だ。そんなエリアにしっくりいっていないから、というのが一つ。それから取扱商品が、私のコレクションに限られているからだ。伝統的な手拭いで、それについては3年前のGreecejapanに書いた。店の名は大野屋という。


ショーケースの一つには歌舞伎役者のありとあらゆる家紋が取り揃えられている。きっとご近所に配慮したんだね。


お客様がいちいち広げて手ぬぐいの柄を確認しなくて済むように、完璧なカタログもある。


もっと手ぬぐい。


歌舞伎の役柄の名前からとった助六と昔ながらの店にはどこにでもある神棚。大野屋は1868年、明治元年に創業されたので本当に古い店だ。


もっと額装された手ぬぐい。富士山と有名な浮世絵。


大野屋のレジ。壁には手ぬぐいの元になる反物が整然と並ぶ。ついでながらこの店は足袋専門店として始まった。が、現在では商品の9割が手ぬぐいだ。


そして日本のどんな店でも見られるように、包み方には気が配られている。

もちろん、嗜好は人それぞれだ。だが私はこういった店、たいていは小さな店舗だが、を捜し歩くのが東京での一番の楽しみだと思う。楽しいだけじゃなく、歴史と文化、さらにその地域だけじゃなく国全体のことも理解できる良い方法だ。

(大きいサイズの写真はカラー、白黒ともFlickr内の「日本あれこれ」で見られます。

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