私はグリゴリス・ミリアレシスというギリシャ人である。ここ10年ほどは東洋の武道に関する本の翻訳をしている。日本への興味から武道を始めたのは物書きを仕事にし始めた時期とたまたま符合する。
私が知るこの30年間のギリシャの退廃ぶりに反比例するように私の日本に対する興味はつのる一方である。正直なところ、日本の何が私を引きつけてきたのかは、未だにわからない。
ギリシャ、また西洋が日本をどう見ているか、というテーマは私を悩ませ続けてきた。日本は世界の中心プレーヤーの一人だが、そのイメージは固定観念に覆われている。
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