13歳で相撲を始め、18で幕の内入り。初優勝は20歳。21歳の誕生日の2カ月後には横綱になった。史上最年少記録は今も破られていない。1970年代には951番の取組に勝ち、21場所を制した。相撲ファンには憎らしいほど強いとまで言われた。力士の中の力士は強さと技と体力と忍耐を兼ね備えていた。相撲協会から年寄株を購入する必要のない一代年寄りを許された4人の横綱の一人となった。他の3人は大鵬、若乃花、千代の富士である。2002年に相撲協会理事長に就任。その期間に相撲にまつわる不祥事が相次ぎ2011年に辞任。2012年には再び理事長に就任。そして先週の金曜日62歳でこの世を去るまで務めた。彼の名は小畑敏光と言う。だがこれからも彼は大横綱「北の湖」として人々の記憶に残るだろう。
(大きいサイズの写真はカラー、白黒ともFlickr内の「日本あれこれ」で見られます。)
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