Wednesday, February 20, 2013

(249) 母国を離れて


「Japan」という言葉を初めて聞いたのがいつだったか覚えていない。だが、異国的な響きを持つ「Asakusa」や「Ginza」など多くの土地や人の名前を初めて目にしたのがいつどこでだったかは覚えている。ドナルド・リッチーの本を読んだ時だ。彼は1947年に日本を訪れ、その後一度も離れることはなかった。東京を住みかとしこの国の文化を世界に伝えた。特に映画を通して活動してきた。「Kurosawa」の名を聞いたことがあるだろう。これこそがリッチーの功績である。

上野公園を一緒に散策してみたかったのに、思いつかなかった自分が情けない。昨日、彼は88歳でこの世を去った。いや永遠に東京に留まったのかもしれない。


(大きいサイズの写真はカラー、白黒ともFlickr内の「日本あれこれ」で見られます。

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